前回の続きです。通常級に通って良かったことは、サッカーとの出会い(チームに誘われたこと)ですが…
試合形式の練習で全く動けずに立ちすく息子に驚愕しました。(前回のブログ参照)
そして、不安もいろいろ。
・2人1組でパスの練習とか、ペアになってくれるチームメイトはいるのだろうか?
・パスを出して走って受け取って・・・のような練習メニューを理解できるのか?
・そもそもサッカーのルールを知っているのか?オフサイドなんて絶対分かっていないだろうに・・・。
サッカーをしているのにテレビでサッカーの試合を見ない息子でした。(今はよく見ています)
合宿も心配でした。コーチ3人ぐらいと子どもたちだけ。
きっと目も行き届かないだろうなあ。体調不良になったら伝えられるのだろうか?
荷物の管理も心配だし…。
でも、全て何とかやってきました。
本人は真面目で休むことは少なかったですが、練習の数時間をどう過ごしているのか謎でした。
試合は殆ど出られないので、真冬にポツンとみんなと離れて寒そうにじーっと見ていたのは知っていましたが。
2年間辛い思いをさせてしまったのか・・・。
本人は何も言わないので分かりません。
それでも、継続は力なり!
リフティングが100回以上できるようになりました。
そして、試合中(練習試合)に突っ立っていただけだったのが、他の選手の動きに合わせて何とか息子も動けるようになりました。
でも、ここで特性が出ます。ボールを自ら奪いに行くことはありません。スペースに入って行くけれど、自ら声を出してパスを呼ぶこともありません。
だから、よほどでないとボールをパスされることはありません。たまたま飛んできたボールにさわる感じです。でも、足技が確実に上手くなっているのは確かでした。
6年になると試合の残り数分のところで、出させてもらうようになりました。(消化試合かな) そこで、ゴールしたけれど惜しくもポストに当たったそうです。
コーチに6送会で教えてもらいました。
中学は支援級でサッカーをしていません。(フライングディスクのみ)
就業科にある高等部は、サッカーに力を入れている学校でした。
せっかくサッカーに取り組んでいたのだから、やってみたらと私が勧めました。
支援学校なので先生たちの理解はありますが、練習は厳しく休みの日も部活がありました。
卒業後の息子は、
自ら体力作りをすることが日常となり、ほぼ毎日腹筋と腕立伏せをして、ダンベルも持ち上げています。
そして、今はバッティングセンター通いにもはまっています。(もちろんお一人様で)
バットの振り方なんて知らないはずなのに、見様見真似で身につけたみたいです。
「打てるよ」というので、どんなフォームでやっているのか(へっぴり腰になっていないのか)、夫を含め3人でバッティングセンターに行きました。まあまあな感じではありましたが。
夫は、「俺も昔は打ちっぱなしによく行ってたけれど、そういう感じで楽しいんじゃないの」と言っています。
高等部を卒業すると、余暇の過ごし方が大切になります。
体育の授業もなくなり運動と無縁の生活で、スマホ漬けになるだろう思っていました。
でも、サッカー部にいたことで自ら体を鍛えることが生活の一部となっています。(スマホ時間も長いですが)
4年生の終わりにサッカーチームに誘われたことが、ここに繋がっています。
情報と悩みを共有
にほんブログ村