発達障害児を育てたその先に…

息子の行動や成長に不安を感じて過ごしていました。でも、子どもは伸びます育ちます!

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「支援級の勉強は小学4年生の範囲まで?」について

この時期の年長さんの親御さんは、就学について頭を悩ませ、不安になったり、迷いが生じたり、様々な葛藤を抱いて過ごされている方もおられるのではないでしょうか。

就学先を決めることがゴールではなく、入学先での学校生活や、さらにその先の進路や生活を見据えての選択となりますから。


支援級について親御さんからよく聞かれるのが、

「支援級って小学校4年生までの勉強しかしないんですよね?」という質問です。

答えはだいだい"Yes"かもしれません。

就学相談委員会の担当者からそのように説明されたりします。

支援級の教育課程は、小学校・中学校の学習指導要領を原則としていますが、子どもたちの教育的ニーズに学習内容を合わせることができます。

また、知的障害のある児童は特別支援学校の指導要領を参考にすることができ、知的障害のない児童は学年相当の教育課程を基本とします。

それらに学習や生活の困難さを乗り越えるための自立活動の時間が入ってきます。

「教科書使わないんですよね?」の質問もたまに受けます。

はい、学校設置者(地方公共団体教育委員会)判断で検定教科書を使用しなくてよいとされています。

ということで学習指導要領にとらわれず、柔軟に個々の児童に合わせた指導を行うということにはなっていますが…。

今回は支援級の勉強(算数)について書きます。

生活するために本当に必要な算数の力は、4年生までの学びの範囲で十分ということなのでしょう。

2年生で九九を学び、3年生で小数や分数を習い始めます。

買い物をするときに商品の合計がおよそいくらかになるか検討をつけて計算できて、セールの値札『10%OFF!』『定価の2割引き!』が、パッと頭に浮かべばよいのでは。(割合は5年生で学びます)

そして、生活に必要な簡単な単位換算(0.5㎏=500gなど)ができればよいと、個人的に思います。  

4年生の計算で苦労するのが3桁÷2桁の割り算(826÷35など)。
この面倒くさい3桁÷2桁の筆算を実生活で計算する機会はないでしょう。

机上の勉強よりも、実生活で使えることが大事です。

1/3 を理解して、実際にケーキを3等分に分けられることが大切なのです。
(有名な本がありましたね)

支援級卒業後の進路については、別の機会に書きたいと思います。

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