発達障害児を育てたその先に…

息子の行動や成長に不安を感じて過ごしていました。でも、子どもは伸びます育ちます!

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1年生、授業中突然立ち歩かないための練習

下の子が1年生に入学して初めての参観日のことです。

授業中、突然前の方の席に座っている児童が立ち上がりました。

「えっ⁉ どうした、どうした」と見ていたら、後ろのロッカーに置いてあるランドセルに入れっぱなしだった学習道具を取りに行きました。

別の子どもも同じような行動が見られました。そして、二人ともランドセルから必要なものを取り出すと自席に普通に戻って行きました…


先生は特に声をかけることなく、授業は進められていました。

この児童は、授業に集中できなかったから席を立ったのではなく、ロッカーに物を取りに行っただけではあるようですが…。

この程度の立ち歩きは許容範囲、教師が何も言わないことが普通なのでしょうか?

 

先生に許可を取る練習

さて、職場(療育の場)では、職員に許可を取るということを徹底させています
もちろん、お子さんの特性や発達段階によっても違いはありますが。

集団療育では、前にいるリーダーの先生と着席している子どもたちの後ろに付く先生がいます。

リーダーの先生が話しているときに許可なしの行動はNGです。後ろの先生がリーダーの先生に許可を取るように促します(音声の手助け)。事例をあげてみます。

 

トイレに行きたくなった時

トイレに行きたくなった子どもは、たいてい後ろの先生に「トイレ」と伝えます。すると、後ろの先生がリーダーの先生の方を向くように促し、音声の手助けでそっとささやいて「(○○)先生、トイレ行ってもいいですか?」と言い、同じように子どもが模倣で「先生、トイレ行ってもいいですか?」と伝えます。「いいですよ」とリーダーの先生に許可をもらってから、トイレに行きます。

 

衝動的に離席して前に行く(先生が手に持っている絵カードが気になる等)

立とうとした瞬間に後ろの先生が子供の腰辺りを押さえて座らせ、「先生、見たい」「先生、絵カード見せて下さい」と後ろの先生の音声の手助けに続いて、言葉でリーダーの先生に要求を伝える・許可を取る練習をします。

 

好きな友だちの隣に行きたくて、自分の席を離れる

同じように「先生、○○くんの隣にがいいです」「先生、○○ちゃんの隣に座ってもいいですか?」などと、リーダーの先生に要求を出す・許可を取る練習をします。


言葉でリーダーの先生に伝えられたら、「上手に言えたね💓」と褒めます。

上手に伝えらたら要求は叶えますが、「10だけ絵カードを見る」「給食の時間に隣に座れるよ」など、それぞれの子どもに合わせた折り合いをつける練習もします。

そして、さらに1番大切なことは、上手に座れているときに褒めまくることです!

個人の名前を出したり、さすが年長さん、○○くんお背中ピンでカッコいい と具体的に良いところを褒めたり等々です😃

 

余談…

廊下と教室の間の壁をなくし、廊下部分が広いスペースになっているオープンスペースの教室の学校が増えています。オープン教室だと集中が続かないということもないように思います。

それより、オープンスペースだと参観している保護者の私語が多くなりがちなのが気になります…🙄

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