発達に課題を抱える息子が小さいころ、
"友だちと関りを持たせきゃ"と必死でした。
職場である療育の現場でも、
保護者から「友だちと遊ばない」「友だちと関わらない」という相談があります。
息子を育てて(見てて)思うのは、
"社会との関りは大切だけど、友だちとの関わりは敢えて持たなくてもよいのかな”ということ。
20代の息子は「一人が楽だ」とはっきり言います。
真面目な息子は、無遅刻無欠勤。
週末は乗り鉄をしながら、ショッピングモール巡りとバッティングセンター巡りを楽しんでいます。
たまに高等部の友だちから連絡があって出掛けますが、
楽しそうには見えません。
息子は話すのが苦手。コミュニケーションが苦手、発話そのものが苦手。
言葉を発するのに相当頭を使っているから疲れるのでしょう。
人と関わるのが苦手でも社会と繋がっていることが大切。
毎日仕事に出掛けて職場の人と関わる、
体の調子が悪くなれば医者と関わる、
髪の毛が伸びれば美容院に行き美容師さんと関わる、(息子は美容院)
福祉サービスを利用するために福祉事務所や事業所の人と関わる等。
保育園時代、私がお迎えに行くと窓の近くにポツンといました。
お迎えの時間になると私をまだかまだかと待っていた様子。
集団保育では、意図しなくても友だちと関わる場面が多くあります。
その都度、先生と一緒にやり取りの練習をすればよいかと。
集団で行う活動もたくさんあるし…。
自由遊びの時間にやりたいことを見つけて、一人で過ごすことができるのも大切な力だと、今は理解しています。
情報と悩みを共有
にほんブログ村