先日、スニーカーを買いにABCマートを訪れた息子は、
何をどう選んでよいか分からず、しばらく店内をウロついてました。
「1万は高いよね」とヒントを言うと、
あっさり黒いスニーカーに決めることができました…
自分で物事決めることや選ぶことができないお子さんがいます。
また、もう少し前の発達段階で、
「🍌=バナナ」と分かり、「バナナ」と言うこともできるけど、
"バナナ"と "他の物の2択で、バナナを選べない子どもがいます。
これは、弁別する力が弱いのと選ぶという行為があいまいなためでしょうね。
やりとりする力が弱いということもありますが。
いろいろな物事を自分で選択できるようになると、
自分の気持ちが具体的に相手に伝わりやすくなります。
では、どうやって練習していくか…
まずは、🍌=バナナと分かっているけれど、
「バナナ、どっち?」で選べない子どもの場合です。
絵カードなら、バナナと何も書いてないカードを提示して、
「バナナ、どっち」と聞きます。
選べなければ、子どもの手をそっと持ってバナナのカードを指差したり、
トントン叩いたりする等を一緒に行います。
左右どちらか一方しか選ばない子どももいるので、
ランダムに左右入れ替えて練習です。
スモールステップで、
『バナナと食べ物以外のカード』➡『バナナと食べ物』➡『バナナと他の果物』
のように、弁別が簡単な物から始めていきます。
月齢が上がって集団保育の場では、
工作で使う素材の色、お当番や係で何をするか等、
様々な場面で、自ら決定しなくてはならないことがあります。
ところが、とっても選択に時間がかかり、
一歩出遅れたり、みんなを待たせてしまう子が…
そんな時は、選ぶ手掛かりとなるヒントを具体的に伝えますが、
時には、迷っている片方をやたら持ち上げて選びやすくするとか…
そして、最後は「あと10で決めてね!」と。これがよく利きます。
自分で物事を決められるようになると、
気持ちや意見が相手に伝わりやすくなり、自分で考えて行動できる力に繋がります。
さて、ABCマートでスニーカーを購入した息子、
「1万は高いよね」というヒントを伝えると即決でした😁
もう少し、ゆっくり選んでもよいんじゃないのと思いました…
じっくり選ぶ方法も教えなくてはいけないのか😏
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