発達障害児を育てたその先に…

息子の行動や成長に不安を感じて過ごしていました。でも、子どもは伸びます育ちます!

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運動会、子どもは本番に強い?その理由は?

運動会が秋開催ではなく、5月に開催される学校が増えています。新一年生にとっては、新しい環境での初めての運動会、親の方が緊張してしまいますね。

でも、本番に強い子どもの力を信じてみませんか…


母(私)は、息子の保育園や小学校の運動会や学芸会を心から楽しめたことがありませんでした。

小学校が家から近かったので、運動会の練習時間に合わせて通りすがりを装って、校庭をのぞき込んで様子をうかがっていました…。

本人よりも緊張や不安の尽きない運動会や学芸会でしたが、当の息子はどうだったかというと、いつも曲がりなりにも出来ていて、「まあ、ちゃんとやっていたからよかったね」と夫と共に安堵するのでした。

 

他のお子さんはどうでしょうか…。

これまで療育の職場で保護者の方にお話を伺うと、ほぼ上記と同じ答えが返ってきます。(すべて完璧でした!もありますよ)

加配の保育士をしていた時に、一部だけ学芸会に参加するというお子さんがいましたが、練習では全く舞台に上がれずに保育室から出ることすら難しかったお子さんです。

なぜ、子どもたちは本番でしっかりやれるのか?

運動会の練習が始まると「ダンスや組体操の隊形移動が分からずウロウロしてしまう」「リレーで上手に走れない(コース逸脱)から、友だちに手を繋いで引張ってもらっている」等々を、担任から言われたと親御さんが話します。

その都度「練習は始まったばかり、もう少し練習を重ねるとできるようになると思いますよ」「(担任にリレーで友だちと走るか一人で走るか相談されたのを受け)お友達と手を繋いで走るかを決めるのはもう少し様子を見てからにしませんか?」とお話をさせて頂いています。

運動会や学芸会は練習時間がたくさんあるから大丈夫

振付や隊形移動も分けわからずウロウロしてしまうかもしれませんが、練習回を重ねるごとにできるようになります。

★練習始めは、より完成度の高いものを目指して、振り付けや隊形移動が度々変わり混乱を伴いますが、練習が進んで振付が定まると覚えやすくなります。

★一人で動けないお子さんには、先生が近くの児童と手をつないで一緒に動くように指示をしますが、そのうちに○○ちゃんにくっ付いて動けばいいんだなと理解して一人で移動もできるようになります。

★父母やギャラリーの目があるとちゃんとやるお子さんがいます。ある程度緊張感ある方がしっかりやろうという気持ちになるお子さんです。

(教室に入っての療育の保護者参観、いつもより落ち着いていてバッチリ着席😉というようなお子さんですかね)

★練習を重ねながら先生も試行錯誤です。クラスの集団の中でどの位置、どの並び順にすれば、対象のお子さんが一番輝けるかを頭を悩ませながら考えます。

何か不適切な行動がでてしまったとき目立たないのは端っこだけれど…、センターの立ち位置だと見本を踊る先生が良く見えて良いのだけれど…、この子のお隣だと二人でふざけあっちゃうな等…。

これを決めるのが結構大変なんですね!

そして、もし本番に練習通りの力を発揮できるかどうか不安があれば、園や学校に総練習の見学を申し出てみてはどうでしょう園の方は柔軟な対応を取ってくれると思うのですが。(見学して対応を先生と考えることもでき、本番崩れてしまったときの保険として見学もできます)

運動家や学芸会の当日は、練習の積み重ねの成果をしっかり発揮できる子どもたち、子どもの持っている力を信じると同時に、先生方の様々な配慮などの影の努力があることを理解すると、学校や担任の先生との今後の関係も良好になるかと思います❣

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