発達障害児を育てたその先に…

息子の行動や成長に不安を感じて過ごしていました。でも、子どもは伸びます育ちます!

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見えない時間が見える "時っ感タイマ"ー の使い方

発達に課題を抱える子どもたち、目に見えない時間を意識するのが苦手な子どもが多くいます。

時間に対する意識は、過敏と鈍感が共存しているような印象です。

療育の現場では、場面の切り替え時や行動を促すため(支度をスムーズに終わらせる等)タイマーをピピピと鳴らす場面がありますが、

それに加えて、時間が進むとタイマーのカラーフィルムのエリアが減っていくことで、時間の経過を意識できる『時っ感タイマー』を使うことがあります。

『時っ感タイマー』は、食事の場面で使われることが多いです。

給食を提供していますが、子どもによって食事にかける時間に差がありすぎます😅

食べられる物が少なく早々に食事を切り上げる子(一口食べる練習などしていますが)、食事に集中できない子、咀嚼の力が十分でないために時間がかかる子等々。

職場では、それぞれのお子さんに合わせて完食を促したり、デザートの果物を強化子に野菜を少し頑張ってもらったりしています。

いろいろなお子さんがいる中で、完食はできるのだけれど、好きなものを食べ終わると遊び食べが始まり、食事に時間がかかる子どもがいます。

そんな子どもに『時っ感タイマー』を使っています。

実際にどうやって使えばよいか…。

タイマーは職員が終わりの時間をセットして、時間がくるとピピピとお知らせしてくれますが、

『時っ感タイマー』は、子どもたちがタイマーを見る必要があります。

そこで問題、タイマーを見せると物珍しい新たなオモチャがやって来たと言わんばかりに、

「見せて!見せて!、触らせて!」となります。

最初は、10でも20でも数える間だけと時間を決めて、見せて触らせます。何なら『野菜1口食べたらね』を条件にしちゃいましょうか…。

そらから実際に使っていきます。

『時っ感タイマー』(食事の時の使い方)

●食事時間のうちの最後の10分~15分ぐらい(好物を食べ終えてから等)に使用
●子どもがタイマーを触らないように手の届かないところに置く
時々子どもの近くで見せて声掛けをする(フィルムエリアが減る=時間の経過と認識できるまで「色がなくなってきたよ、もうすぐごちそうさまだね」等)
●もちろん、目標を達成できたらしっかり褒める

これで何回かやってみて上手くいかなかったら、まだその子どもは『時っ感タイマー』を使う学習準備状態になかったということなのかもしれません。

暫くしてからもう一度試してみてください😉

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